お知らせ
思い通りにならないことは悪いことなのでしょうか
いつも応援のメッセージをくださる宗教者からお便りをいただきました。
素敵な詩のご紹介です。この詩は私も知っていましたが、いつも心温められ励まされる詩ですので、皆様にもご紹介します。
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大きなことを成し遂げる為に、
強さを求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった。
偉大なことをできるようにと
健康を求めたのに
より良きことをするようにと病気を賜った。
幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようと 成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった。
人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために 人生を賜った。
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いは全て聞き届けられた。
私は もっとも豊かに祝福されたのだ。
A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED
I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey…
I asked for health, that I might do greater things
I was given infirmity, that I might do better things…
I asked for riches, that I might be happy
I was given poverty, that I might be wise…
I asked for power, that I might have the praise of men
I was given weakness, that I might feel the need of God…
I asked for all things, that I might enjoy life
I was given life, that I might enjoy all things…
I got nothing that I asked for―but everything I had
hoped for
Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
I am among all men, most richly blessed !
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いい詩ですよね。
本当に大切なものを授かり祝福されているということ。
私の人生も皆様とおそらく同じように、しばしば思い通りにいかないことがある人生でありました。これからもそうかもしれません。
自分の思い通りにならない状況で、その難局から抜け出すために、さまざまな試みをし、その結果新しい道がひらけてくるということがありました。
もし思い通りになっていたら、私の小さな頭で考えたものしか手に入らなかったかもしれません。しかし、思い通りにならないことから思いもかけない可能性が広がってきました。
その可能性は、富であったり名誉であったりということではなく、忍耐する力や相手の話を聞く力や、穏やかな心でいるために心を切り替える力につながるものでした。
本当にそのように導かれているなあと思います。
ですから思い通りにならないときこそ、思いがけない可能性に導かれているのだと思い、祝福されていることの証だと感じます。
親が一般常識からはずれた人たちで、子供ながらに恥ずかしいと思っていたので、マナーの本を買って読んだことで年齢不相応に敬語をきちんと使えることができ、それがゆえに年齢相応に敬語をきちんと使える大人になったこと。
大学受験で失敗して一浪し、親と不仲だったのでバイトで予備校代を稼いでいるうちに予備校に入学する時期を逸して希望のクラスではないけど医学部進学クラスに入ったことが医学部進学につながったこと。
そのほかにもいろいろな「思い通りにならなさ」からの「思いもかけない可能性の広がり」を経験しました。
「ああ、うまくいかないなあ」という時は導いていただいている時期かなと感じることができるようになりました。